2013年09月24日

芸術のアムステルダム

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今回の旅行はTonoの学会が主目的だった。その学会が5万人も集まる会だったせいでホテルは高騰。なんとか確保したのは、ホテルエルミタージュのスモールダブルの部屋だった。
なぜかアムステルダムにエルミタージュ美術館があり、その川向かいにホテルはある。窓を開けたら美術館なので、人目を気にせず環境は良かった。ただ、部屋が縦長の6畳もない部屋で、ベッドはセミダブル。スーツケースは広げられないし、まったく寝返りの打てない5泊を乗り切った。

後半はTonoが自由になるということで、それまでひとりで観光した。
一番印象的だったのは、レンブラントの家でのレクチャー。昔の油絵の具の作り方を実演してくれた。色の粉に油を混ぜるのだが、オリーブオイルだと固まらないので、ある特殊な油を使っていると言っていた(英語だったので種類は分からず)。
色の粉にオイルを垂らして、石の上ですりこぎ状の石を使って練り合わせる。これが重労働。レンブラントの『夜警』のような大作になると相当量の絵の具が必要となるので、絵の具の調合のために、たくさんの学生さんを雇っていたそうだ。
また、色の調整も日によって異なるようでは困る。そこで、作成した絵の具が余った場合には、豚の膀胱に入れて、水に沈めておくと翌日も使えるように保存できたそうだ。

色の粉の調達は本当に大変だったようだ。自然石や土から色を取り出すが、青や白の粉は有毒なので取扱いに注意しなければならない。フェルメールの青が印象的な作品群なんて、本当に貴重だということが分かる。

当時は絵の具の材料の調達や調合に多くの労力を要したので、チューブの絵の具がある時代とは作品を産み出すペースが全然異なる。そうした背景を知って作品を見ると、より胸に響くものがある。

レンブラントの家は有名なマヘレの跳ね橋から徒歩で5分ほど。是非、訪れてもらいたいスポットだ。

もちろん、ゴッホ美術館にも行きました。
今回は、最後の作品と言われているものを知る事ができました。昔は、病んでいた頃の作品が好きだったけど、その頃の作品は荒れている印象を受けました。病んでこそ表現できるのかもしれないけれど、失うものも大きいと感じました。

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posted by ねぇ at 16:22| 長野 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Travel | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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